フォカッチャのレシピを型に合わせる:分量と加水率の計算
フォカッチャの型サイズを変えるときの分量を計算例で解説。加水率、元種、オイル、生地の厚さを分けて考えます。
レシピと元の型をセットで確認する
同じ量の生地でも、広い型に入れると薄く広がります。普段使っているレシピを別の型に合わせるには、元の型と手持ちの型の底面の内寸を測りましょう。計算ツールに元の材料をすべて入力し、変更後の型を指定します。型が大きくなるという理由だけで加水率を変える必要はありません。
基本のレシピが必要な場合は、リンク先のKing ArthurのNo-Fuss Focacciaに型のサイズと焼き方が掲載されています。そのレシピの実際の分量を入力してください。このサイトの初期値は比例計算を示す例であり、フォカッチャの作り方そのものではありません。計算は検証していますが、例の配合で焼成試験は行っていません。
底面積の比率で材料を増減する
長方形の底面積は「長さ × 幅」、丸型は「π ×(直径 ÷ 2)²」です。型が複数ある場合は、1個の底面積に同じ型の個数を掛けます。「変更後の合計面積 ÷ 元の合計面積」がレシピの倍率です。すべての材料に同じ倍率を掛けるため、材料同士の比率を保てます。
20 × 30 cmの底面は600 cm²、30 × 40 cmの底面は1,200 cm²なので、倍率は2です。例の小麦粉500 gと水400 gは、それぞれ1,000 gと800 gになります。元の型と同じサイズを2個使う場合も倍率は2です。異なるサイズの型を使う場合は、変更後のサイズごとに分けて計算してください。
丸型は直径、寸法は底面を測る
丸型の直径は、底面の端から反対側の端までの内寸です。半径ではありません。側面が斜めになっている型は、上の縁ではなく底を測ります。元の型をcm、変更後をインチで入力しても、面積の比較前に換算します。単位を切り替えると数値が換算され、実際のサイズは保たれます。
面積による換算は、似た厚さにするための出発点で、同じ焼き上がりを保証するものではありません。同じ厚さを目指すなら、深い型だからといって生地を増やす必要はありません。型の材質、側面の傾斜、オーブンでも焼き方は変わります。生地は発酵で膨らむため、型の容量いっぱいを基準にしないでください。
元種とオイルの用途を分ける
サワードウのレシピでは、元種の重量と加水率を入力します。加水率100%の元種100 gには、小麦粉50 gと水50 gが含まれます。これらは加水率の計算に含まれるので、材料欄へ重ねて足さないでください。イーストを使うレシピなら元種は0にします。このツールは元種やイーストの量を比例換算し、発酵方法そのものは変更しません。
生地に混ぜるオイルは生地重量に含めますが、水には数えません。型に塗るオイルや表面にかけるオイルは別の行で換算し、生地重量と加水率から除外します。元のレシピでオイルを複数の工程に分ける場合も、用途ごとに入力してください。その他の生地材料は重量で換算しますが、牛乳、卵、水分の多いトッピングに含まれる水は推定しません。表示する加水率は、加える水と元種の水のみが対象です。
分量を使い、発酵と焼き色を確認する
結果には生地全体の分量と、変更後の型1個あたりの生地重量を表示します。同じ型には生地を均等に分けてください。材料をコピーする、名前を付けてこのブラウザに保存する、数値と型の設定が入ったリンクを共有する、といった使い方ができます。保存名はブラウザ内に残り、共有リンクには含まれません。計算の精度は保持し、表示だけを丸めています。
折りたたみ、発酵、焼成は元のレシピを基本にしてください。時間を面積の倍率で掛け算することはしません。レシピにある膨らみ方や焼き色を確認し、使う型とオーブンに合わせて調整します。加水率も変更したい場合は、換算後の生地をレシピ変換ツールに送って、型サイズの変更とは別の手順で水分を調整できます。
大きい型では加水率を上げる必要がありますか?
いいえ。この計算では底面積から分量の倍率を決めます。全材料を同じ倍率で換算すると加水率は変わりません。水を別に増減すると配合が変わり、扱いやすさにも影響する場合があります。
材料を2倍にすると焼き時間も2倍ですか?
いいえ。このツールが換算するのは材料の重量で、焼き時間ではありません。元のレシピの焼き上がりの目安を、実際の型で確認してください。
ピザやケーキにも使えますか?
面積の比率は、生地を似た厚さに広げる場合の計算に使えます。ただし、このガイドはフォカッチャ向けです。ケーキ型の容量を計算するものではなく、別のピザの種類に適した厚さも保証しません。
配合計算の参考資料
英語の外部参考資料です。選んだレシピの材料、作り方、焼成の指示に従ってください。