一般的なパンの加水率の参考範囲です。加水率(%)=(水 ÷ 粉)× 100。加水率が高いほど、クラムの気泡が大きく不規則になり、生地の扱いが難しくなります。
加水率範囲の概要
バゲット65–70%
チャバタ75–85%
サワードウブレッド65–85%
ピッツァ・ナポレターナ55–65%
フォカッチャ80–90%
ブリオッシュ40–60%
ベーグル55–65%
クロワッサン30–40%
20%55%110%
詳細リファレンス
| パンの種類 | 加水率の範囲 | 食感と特徴 | 例 |
|---|---|---|---|
| バゲット | 65–70% | クラシックなフランスのバゲット:適度な加水率でオープンクラムとパリッとしたクラストを実現。 | バゲット・トラディション, パン・ド・カンパーニュ |
| チャバタ | 75–85% | イタリアのスリッパ型パン:高い加水率が大きく不規則な気泡と噛みごたえのあるクラムを生み出す。 | チャバタ・アル・ラッテ, チャバタ・インテグラーレ |
| サワードウブレッド | 65–85% | 粉の種類と目指すクラムによって幅が広い。加水率が高いほどオープンクラムになる。 | カントリーサワードウ, 全粒粉サワードウ, ライ麦サワードウ |
| ピッツァ・ナポレターナ | 55–65% | ナポリピザ:手で伸ばしやすい柔軟な生地のために低めの加水率を使用。 | マルゲリータ, マリナーラ |
| フォカッチャ | 80–90% | 天板に流し込む非常に水分の多い生地。高い加水率が空気を含んだオイルリッチなクラムを生み出す。 | フォカッチャ・ジェノヴェーゼ, フォカッチャ・バレーゼ |
| ブリオッシュ | 40–60% | リッチな生地:水分の一部を卵とバターで代替。きめ細かくふんわりとしたクラム。 | ブリオッシュ・パリジェンヌ, ブリオッシュ・トレッセ |
| ベーグル | 55–65% | 焼く前に茹でる、低加水の固い生地。密度が高く噛みごたえのある食感。 | ニューヨーク・ベーグル, モントリオール・ベーグル |
| クロワッサン | 30–40% | 折り込み生地:水分の加水率が非常に低く、折り込んだ脂肪層がサクサク感を生み出す。 | クロワッサン・オ・ブール, パン・オ・ショコラ |